きずいてたことがある
きみがたったいちどだけ
ほんとうのことつたえよう
としれてたこと
ききたくないことだった
だからみみをふさいでた
しぼりだすようなこころで
きみはそこにいた
とぎれたことばはにどと
もどってはこなかった
ちがうみらいへのドアは
とざされたままねむった
なにかをだいじにしたり
なにかをなくしてみたり
ときどきつかれてしまう
でもおいかけてる
もうだれもいないうみに
なみのおとだけがたかく
ただそこにあるものだけを
かたりつづける