影も形もない傷からまた血がこぼれる
儚い悪夢から聞こえる誰かの願い
息を殺し朝を待った
救いなどは来ないのに
涙からし愛をこばみ
ただ一人で生きたのにどうして
狂おしいほどこの心臓
掻きむしる感情が痛いよ
信じ合うこと思い合うこと
そのすべて捨て去ったの遠く
地平を染め上げる篝火あの日の悲しみ
この身さえ焦がして燃えゆく永遠の連鎖
灰になった過去の手紙
風に乗せて黄昏れた
声を枯らし私を呼ぶ
あなたのこと思ってたどうして
闇の淵ではその輝き
眩くてこの目やいてしまう
手をかざしても背を向けても
心まで透かす光強く深く
狂おしいほどこの心臓
掻きむしる感情が痛いよ
信じ合えたら思い合えたら
生きる意味明日の空へ灯す