Mitsuami No Kimi e

Watanabe Mayu

みどりのそうげんを
そよかぜがとおりすぎて
ぼくらははるをみつけた
きりかぶのべんちで
そつぎょうごになにをするか
いっぱいゆめをかたった

みっつあみのそのかみを
むいしきにゆびではどいていたのは
おとなへのすてっぷ

こいとわかってても
いいだせなくて
せいしゅんじだいは
しずかにすぎてく
こんなにちかくに
きみがいるひびを
いつのひかおもいだして
こうかいをするだろう

ちいさなみずうみの
そのほとりあるいてたら
どこかでうぐいすのこえ
むねのおくがふいに
ちくりといたかったのは
せつないきせつだから

すこしだけきょりおいて
おれそうなきみのせなかをみながら
まもりたくなった

こいときづかずに
ともだちでいた
ぼくらのかんけいは
ひだまりみたいで
やさしいほほえみ
まなざしのなかに
ほっとするぬくもりとか
かんじていたのだろう

こいとわかってても
いいだせなくて
せいしゅんじだいは
しずかにすぎてく
こんなにちかくに
きみがいるひびを
いつのひかおもいだして
こうかいをするだろう

できるならさいごくらいは
じぶんのきもちをつたえたいけれど
ぼくらはこのままそっとみつめあって
たそがれにくるまれながら
おもいでになろう
えいえんのしるえっと


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