Oyasumi No Uta

ReoNa

かたちにはいみなどないから
テレビのなかでがくしゃがいうのです
わたしにいみなどあるかしら
なげくわたしがわたしにいうのです

ことばにはちからがあるから
きょうかしょをてにせんせいがいうのです
わたしにはちからがないから
にげるわたしがわたしにいうのです

だれも、だれも
きづかないふりをしてた
こえを、こえを
おしころした

だから
てんしのわをくぐって
ひとつあしをふみだしても
ただ、ただ
きみはわたしをおぼえていて

せなかにはねがなくても
からだはちゅうにうくから
まだ、まだ
いきはできるかな

いびつなかみ、はさみできって
あざけわらったあのこをわらいましょう
だれかにまたきられるまえに
みじかくそろえてしまえばよいさ

かたちはなに、ちがいはどこに
ささいなことなんでしょう
ことばはなに、とわにいのり
さんびゃくろくじゅうどこりつむえん

だれも、だれも
きづかないふりをしてた
こえは、こえは
とどかなかった

まわたでくびがしまるような
ゆるやかなおわりのむこう
ただ、ただ
しあわせだけがまっていて

おやすみだけがじんせいと
なげくわたしはおもうのです
ただ、ただ
さめないでと

だから
てんしのわをくぐって
ひとつあしをふみだしたら
ただ、ただ
きみとわたしもはなれてく

せなかにはねなどなくても
からだはうかんでくから
まだ、まだ
さけびたりないまま

わたし、わたし
わたしがいきてくあかし
あかし、あかし
みつけられないわたし

わたし、わたし
きみがみつけるあかし
あかし、あかし
おやすみだけのわたし


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