Jisatsu Shigansha Ga Yomei 191-byou de Mita Doukei
Otomachi Una (音街ウナ)
とうさん かあさん
ごめんね
ぼくはどうやっても
もどれないみたいだ
やるせないことばかりがつづく、こんな世の中で
なんのトリエもないぼくは平凡な日々を過ごして
あいしてくれるひとなんて別にいないから
このさきのじんせいにいきるかちなどないんだろう、きっと
のぼるビルのかいだんは
ぼくがいきた日々よりすくないのに
たかく、たかく、のばしたからだは
ぼくをおしつぶしてしまうだろう
あいせなかったかぞく
そんなにおおくないけどともだちもいた
だれもがひびをいきてるだけで
わるいのは
ぼくだっていきてたかったんだ
だれだってきっとそうでしょう
しょうじきものがばかをみる
こんなせかいならきえてしまえよ
かみさま、おしえて
じさつしかんしゃがいきてくりゆうに
おえつににたさけびはそらにうかんで
あしもとがゆれるよ
もうもどれないだろう
さわがしいあさのまちでしょうねんがビルからとびおりたニュース
だれもぼくのこころのなかまで、みちゃいなくて
くるしさのなかいきるふあんにさいなまれてしまうけれど
はきだしたことばさえだれにもとどきやしないから
おわらせたいんだよ
みわたすなみだのうみは
かすんでいくこのめにみえないのに
ふかく、ふかくもぐったこころは
ぼくをおぼれさせてしまうだろう
あいしていたひびも
どこかにかわりがいるとわかっているから
だれもがこどくをおそれながら
うれいているんだろう
こたえなんて
きっとだれももっていないのに
ぼくだってしなたくはないんだ
いつだってめをそれしてた
やさしさばかりうばわれる
こんなじだいならすててしまえよ
ねえ、いまおしえて
えんしゅうりつさんでわれるりんねを
おえつがこまくをきりさいて
あさひにさよならをつげるよ
もうもどれないなんて、おもいたくはなかったな
いつかうまれかわれるひがくるなら
いま、このけしきを