Snowing

Moran

額の奥底を探り偶然にもここを見つけた
君がそう言うのだから必然性を求めるのはやめた
人の目につかぬようなるべくは小さく笑い
傷つくことがあっても同じように小さく笑ってみせる

五六秒の沈黙と 後に零れ落ちた声は
どんな言葉だったろう
白い粒子になり あまりにも綺麗で見惚れてた

傾く頬に、雪の綿がゆっくりと落ちてくる
触れればすぐ消えてしまう 温もりを恐がるように
伝わるほど重さがなく曖昧で冷たくて
君が二人に並びたことなんとなく悲しく思えた

明日になれば ここ一面もきっと違ってる
好きにはなれない腐んだ道を 塗り潰し
見せられないものなんてみんなここに捨ててしまえばいい

失望の瓦礫の色 今更もう思い出せない

寄せ合う肩に、雪の綿がゆっくりと積もってく
張ればすぐ消えてしまう 初めからなかったように
伝わるほど重さがなく 曖昧で儚くて
今を切り取り感じてるならわからなくもないけれど

長く側に立つ僕の過去や未来 そのすべて
いつかは君が追いつくと なんとなく信じていられるんだ

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