メテオライトレッド (meteorite (d)re(a)d))

Fukase Vocaloid

雨のようだった
ステンレスに筋を作って
流れていく赤色が
鮮やかで何故だかずっと見ていた
見ていた
見ていた
内臓の色のコントラストは分岐して
透明になる

覚めるまま繰り返して
また防災無線に急いて
遠雷に揺れるカーテン
倒れた写真立て 表面は割れていた
全てが同化してくように
乞う

君を割いて終わったように
思い違えたメーデー
夏が来ない理由も分かったよ、
時計の針
あの日隕石ごと落ちてから
終わりのない夕暮れに
囚われている
メテオライト

踏切の音
待たされる 汗が伝う
うだる日々に焦がれていた
夢と分かってるから飛び出した
いつもの景色 対峙
「もう一度コンテクストを探せ」
書き置きを見る
書き置きを破く

ハリボテの街を
駆けていたエイデイ
ねえ、
寂しくたって辛くたっていい
防衛は終わりにしようと
君の跡さがして数えていた
無意識辿るように
知る場所へ
降下

藍に染まっていたように
街あかり
ぼやけた星知ったのだ
明日を

君を割いて巣立ったように
思い上がった オーバー!
夏が来ない理由も分かったよ、
時計の針
あの日隕石ごと落ちてから
終わりのない夕暮れに
君の描いた夏の物語だった
けがれのない紺碧に
囚われていた

肺臓が軋んでいる
血の味が愛しく思える
辿る高架下
胴体が浮き上がるような錯覚
肺臓が軋んでいる
血の味が愛しく思える
辿る高架下
胴体が浮き上がるような感覚がある

メテオライト


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