くれないうれい (kurenai urei)

Fukase Vocaloid

落ちてゆく日を 眺めている目の
奥にただ澄んでいた 詰んでいる呼吸の歌と
流れてく雲と 鳴いた鳥だけ
揺らいだ瞼 閉じる原風景
勿体なくなって声を掛けたんだ

秘密を分けてほしくて
ずるいやつが頭にいて
堪らず素直に垂れ流す故もなく
練り消しのごとく手元だけ動くような
秘密を分けていたくて
嫌な思いも踏み潰れて
壊れず諦観で喉を通すような
冷え切った頭
手元だけ動くような

決して目をそらさず聴いていて
背が宝石になってさ
見つけてくれるなら
一瞬でも
だからね
今を逸らしたって息をして
明日が懐かしくなるように
ここに置いて行ってとか
劈開していく
相対していた
宵を背に

組み上がるのは遠く
水切りが下手なまんまの
影を塗って
暗く深くほどけ
最後のチャンスをして
運命は購いとして
薄い皮膚 火傷はがれ
トンボの羽
飛んでゆくならゆけ
日に透かし風凪いで
ぐちゃぐちゃ纏まらないね
藍の瀬にいる

変わってく空
きっと明日に届いたように
君の亡霊は本当で
その透明が生きていくように
地平線に溢れた
黄金掬った手に
満ちる透明は本当で
果てないときを超えていくように

怒り悲しみに笑ったって
僕が覚えている
明けない憂いに打たれたって
僕がもっておく
覚えておく
決して


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