待宵の藤 (matsuyoi no fuji)

Fukase Vocaloid

ひとひらの恋 茂りは過ぎぬ
藤波の薫香 漂えど

過ぎし日に思い馳せる
藤波のこの色香に
忘れがたき君の面影を重ね
紡ぐ想いを 唄に乗せる

思い焦がす 寂寞たる宵
月の影を照らしては
手を伸ばす

ただ一目のみ
交わせるのならば
常ならぬ世ではなくて来世いつかに
思い初めた日を藤に染めて
明くる年の春にまた逢える

朧夜に一人眺む
臥待月の玲瓏
いずれ消ゆる刹那の花笑み宿し
濡らす袖先 唄に染める

覚え巡る 文の残り香に
藤の香気重ねては
手を伸ばす

此の夢人に
重ねゆく想い
遠ざかる宿命なれど結ばれ
出でし月も また影を落とし
追憶の藤波 風薫る

永く咲きたるも
徒に落つる
清らな花房にやつして
泣き濡れる路に導く
揺るがぬ恋の宿世ならば

ただ一目のみ
出逢えるのならば
宵闇に咲いた花に託して
待宵の藤 想いよ乗せて
明くる年の春に また逢える
幾千の契りを重ねても


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