Doyoubi, Yuzuranai Watashi

Fujita Maiko

土曜日の街
とりあえず待ち合わせしたけど
昨日からの喧嘩が
今日もまだくすぶってる

手をつないでくれたら
素直に話せるのに
どんどん先に行っちゃうし
引っ張っても一度
見てまた歩いていく

頭に来て方向を変えて
入ったビルのエスカレーター
一人上がり二階のベンチに
座っても動かない

何回まである風呂は
動いてたら出会えない
動かなくても結局
君が来ないと出会えない
過ぎていくだけの
本当無駄な時間

君が言いそうなことは
もう予想がつくよ
勝手に離れたくせに
なんで迎えに行かなきゃ
いけないんだよ”でしょ

いつも君は
その通り過ぎて
夢がないことしか言わない
気づいてほしい女心
まったくわかってないの

どうして追いかけて
来てくれないの
私から手を離そうが
後ろに歩こうがそこにはさあ
好きなら追いかけて
来てほしいんだよ

あの時はまだ出会った
ばからだったけど
その瞳の奥に吸い込まれて
この人だって思ったの
間違ってたのかな
私あきらめたくない
だから絶対に動かない

壁に寄りかれてふてくされて
足元を見てたら
私の前に立ち止まった
たった一人の人

来てくれたのもう離れない
二人の仲直りのはずが
あれまだ怒ってるの
顔に出てるよ
本当に君は難しい人
思い通りにはいかないのに
君じゃなきゃ
ダメなのはどうしてだろう

土曜日はこれから
早く機嫌直して
土曜日はこれから
ああ笑ってくれた


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