Haru No Uta Ni Shite

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なみきみちのやわらかいかぜはあなたのてのひらみたいに
ぼくのひだりほうをやさしくなでて
あまいにおいのごしてきえてゆく

さよなら
ふたりでいいあって
それでいったいなにがおわったの
このおもいとつたえたいことばが
いきばをなくしただけでしょう

はるをおとにしたようなこえで
もういちどう
ぼくを
ぼくのなまえを
よばれたらなにもいえないから
せめてなかないようにしよう

つよくなりたいとめぐうたびにひどくむなしきもちになる
つよくなれたってそのすがたを
みせたいのはまだあなただから

そうだね
きっとじかんのながれが
すべてをあらいながしてしまうね
ならそれまでたいせつにもっておこう
おもいもことばもぬくもりも
なみだも

わすれなければと思うほどむねのふかくに
きざみこまれるのは
それだけおもいがつよいから
そういうことにしておこう

あえないということよりなによりも
かなしいのはきみがぼくにあえなくてもへいきっていうこと

いまでもきみにあいたいけど
あえないりゆうがやまずみなだけじゃなくて
ほんとうにたいせつにしなきゃいけないものにきづきはじめたから
はるをおとにしたようなこえで
もういちどう
ぼくを
ぼくのなまえを
よばれたらなにもいえないから
せめてなかないようにしよう

つれていけよ
きみのおもいでと
このはるをうたにして


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