Kanojo

Atsumi Saori

ぼくのかたでないた どうしようもなくて
ないたちいさなからだは ふるえていた
このうでで どれだけ まもってあげられるだろう

あめがふっていた とてもさむくて
もうふにくるまったきみは なきやまずに

ただぼくのむねに かおうずめていた
いつもいつもきえそうで はなれられないんだ

きみのなみだを ぬぐってあげる
さみしいこころ あたたかめてあげる
さわがしい まちのなかでも
ぼくにはきこえる かのじょのこえが

ぼくはきみのてを つよくにぎった
きみは「いたいよ」っていって わらった

そのえがおどれだけ まもってあげられるだろう
ときどきみせるさみしげなかお つよがらなくていいよ

きみのせなかを みつめていたい
こごえたからだ あたためてあげたい
さわがしい まちのなかでも
ぼくにはきこえる かのじょのこえが

ふりそそいだ とうめいなよるはうずくまり
ぼくらのそばで どこまでもつづく

きみのなみだを ぬぐってあげる
さみしいこころ あたたかめてあげる
さわがしい まちのなかでも
ぼくにはきこえる かのじょのこえが
かのじょのこえが


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