かなしいうたをききたくなった
いろんなことがなぜか気になって
夜中まで眠れない
かなしいうたをききたくなった
言われた嘘と本当のことを
何回も思い出した
恋が終わってしまいそう
胸のかたすみで
何かが壊れる音がした
できるなら泣いて口ずさむ
この部屋でひとりきり
溢れ出す涙頬に流したまま
絶えていたそのすべてが枯れるまで
強がっているより
そうきっとその方が
今の私楽になれる
かなしいうたをききたくなった
心にもない別れの言葉
言ってから黙り込んだ
きっと引き止められるって
信じていたのに
優しく微笑むだけだった
できるなら泣いて口ずさむ
星のないベランダで
ため息のような風にあたりながら
愛しさと後悔を忘れるまで
慰められるより
最悪に落ち込んで
次の朝に立ち直ろう