Koike

AKB48

'この年になると、いやでも、現実ってやつが見えてきます
十代の頃は、恋の理想も高くて、あれもいや、これもいやって
彼氏を原点式で見ていたんですが
はたちを過ぎて、覚えました、「妥協」って言葉を
私も、あの辺で手を打っときゃよかったかな...'

激しい夏が過ぎて
二度目の恋が終わり
焼けた肌が
焦る頃は
偶然の季節

コンビニのレジに並ぶ
見覚えのある横顔
目があった時
ガリガリ君手にしてた

卒業式ぶりの小池は
シャレたシャツを着ちゃって
とんがった髪型も
ちょっとイケてるかもね

どうかしてる
昔の彼氏に
心が動いた
逃した魚
大きく見えるなんて
どうかしてる
近頃私は
弱っているんだ
なんだか寂しくて
思い出にまで手を出す

'お前のことを永遠に愛してるなんて言ってた小池が
彼女連れだったことがショックでした
もう嫌いと思って、友達にあげた洋服を、その友達が着ているのを見て
急に惜しくなったような気分でした
自分には似合わないのに... '

先に声かけちゃった
私はそう負け組
懐かしさに
甘えたくて
近寄っていった

ぎこちないリアクション
気がつけばよかったね
その隣にああ
かわいらしい女の子

私が振ったはずの小池に
'一人?'なんて聞かれて
'まさか!'って外見ながら
誰かが待つふりして

ついてないわ
世間の男は
見る目がないのね
秋から冬の私は
油が乗る
ついてないわ
疲れたハートは
夏バテしてるの
つぶやく独り言
こんなはずではなかった

'小池だけは、キープしていたつもりだったんです
恋の滑り止めっていうか
最後の最後、どうしようもなくなったら
小池でもいい感じで...'

小池なんて
忘れていたのに
美味しく見える
恋もお腹減ると
感触みたいに
つまみたくなるの

どうかしてる
昔の彼氏に
心が動いた
逃した魚
大きく見えるなんて
どうかしてる
近頃私は
弱っているんだ
なんだか寂しくて
思い出にまで手を出す

'小池
冗談じゃないよ
なんで、私があんたに嫉妬しなきゃいけないのよ
小池
彼女ができたなんて聞いてないよ
小池
こんなところで、彼女とウロウロしてんじゃねえよ
はい、はい、私は一人です
こんな時間に、一人で、ガリガリ君を買っていました
小池
なんとか言え
優しい言葉の一つもかけやがれ


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