わたしのめをさましましたのはだれ
あくむいえぬゆううつ
めつぼうをしるまえに
いのちをうけたときはからだをめぐって
あかくあつくもゆるりゅうのようにうごめく
いくせんのしをこえてわたしはめぶいた
むねのおくではなひらく
ざんこくなつるは
ぬしのねがいをうけついで
いまだやどっている
あさきゆめをみせてるのはだれ
とおりすぎたかこで
わたしはなにをしたの
ゆびさきゆらすかぜはかすかにいたくて
きしみかひめいなのかこたえはないまま
ちからをふりしぼってわたしはめぶいた
ちぎれたからだおぎなうようにあらたな命が
わたしのうでのなかでたしかにうまれて
かれてもただささえるためだけいきよう
おわりのないあさ
だれかのよぶこえ
ゆめからさめても
まだわたしはいた