だれにもおわりはおとずれる
かなしむことなどないと
ちいさなこえではげますえがお
すこしずつすこしずつ
ああうすれて
もうみえなくててんにつづく
にじをきみはわたれるだろうか
ふりかえらぬままめのまえのみちを
まっすぐにあるいてゆけ
そうぼくがいなくても
ただひとりでゆくんだ
ひとりはこわいとつぶやいて
ねむれぬよるをすごした
ちいさなゆびがこくうにさまよう
てのひらにまいおちた
はなびらが
つりぬけてゆく
てんのもりのどこかひざしがそそぐばしょ
いちりんあるというきみのなのはなが
まっしろにさいたなら
もうぼくがいなくても
ただひとりでいける
ああおもいではきえて
ああぼくをわすれても
きみはわらっている
そらにかかるにじのむこうで
てんにつづくにじをきみはわたれるだろうか
ふりかえらぬままめのまえのみちを
まっすぐにあるいてゆけ
そうぼくがいなくても
ただひとりでゆくんだ
もうぼくがいなくても
ただひとりでゆくんだ
だれにもおわりはおとずれる
かなしむことなどないと
ちいさなこえではげますえがお
きえてゆくのこりがに
ああなみだが
とまらなくて