Hitoya no Maboroshi

Yosei Teikoku (妖精帝國)

灰色の嘘を隠した六つの花が
掌を流れる
粗ぬれる肌 薄いのように脆く傷跡を残す
自由を求めては臆病すぎて怯えている
生きる骸か

今堕ちてゆくバラバラに奈落の稀人
蜘蛛の糸さえも届かないだろう
悲しみと苦しみに汚れた時こそ
凛とした眼差しでありたいと願う

救いを求めては手に入れることをためらう
一夜幻
今病んでゆく粉々に砂上の棘人
渇く喉さえも癒せないだろう
絶望と裏切りで死に行く時こそ
凛とした微笑みでありたいと囁く

限界に溺れそうな時に信じられる誇りだけが
昨日よりも気高く美しい自分を作るの
今堕ちてゆくバラバラに奈落の稀人
蜘蛛の糸さえも届かないだろう
悲しみと苦しみに汚れた時こそ
凛とした眼差しでありたいと願う


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