ゆめのしょうじょがはしりだすとけいのうさぎおいかけて
みぎもひだりもわからずにちずもないままはしりだす
とわのくにではしょうねんがみどりのふくでとびまわる
ようせいひきつれひとさらいははのもとへはかえさない
あかいずきんははらのなかそぼにかわったおおかみに
だまされのまれたいぶくろでこころやすらぐゆめをみる
だれかのゆめがまぎれこむまよいのもりはひろがりつづける
きょうはとくべつ、なにもない!
ぼうしやがゆかいにしゅくはいをかかげた
のどにつまらせたりんごのどくはすべてとりのこされたのかしら?
しろいはだのうるわしいしょうじょは
どくにおかされゆめうつつ
くるったようにおうじ
つきさす
あわれなびじょははしりだすがらすのくつでかけおりる
まほうのとけるかねがなりおとしたくつはこなごなにちる
ははにすてられもりのなかおかしのいえはまじょのすみか
まほうのほんをかすめとりすべてきょうだいのおもいのまま
だれかのゆめがまぎれこむまよいのもりはひろがりつづける
いたんなしろのばらいろは
はねたくびのあかできれいにそまる
ひとにかわったにんぎょのこいはあわになってきえるのかしら?
にんぎょのにくはふろうのひやく
よくにかられたおうじのつるぎ
まようことなくにんぎょを
きりさく
だれかのゆめがまぎれこむまよいのもりはひろがりつづける
にやけたねこはおおあくび
しょうじょのゆめのでぐちをふさいだ
とけいのうさぎがはしりだすゆめのしょうじょをおいかけつづける
いちどまよえばぬけだせない
いつものあさにはかえさない
かまえたじゅうがしょうじょを
うちぬく