もうすぐね
おわりにちかづくレコード
さいごくらい、いいゆめをみさせてあげる
ただあわいリズムをひびかせてく
さいごのステージへ
ゆめのなかへとけこんでいくうつろなしゅうはすう
のうをゆらし、このせかいにわかれを
ここからつれさってあげましょう
つきあかりにまぎれてさあ、おどりましょう
このせかいにみれんなんてないのなら
それならば、ごいっしょにいかが
ぜつぼうもむなしさもないくろにうもれ
かんじょうも、かんかくもただぬりつぶした
まわりつづけてるあのレコードに
はりはもう、おとされないの
のぞんでいたりそうのせかいにうつつもゆめもなく
ひとりきりでこのじかんをめでるの
ここからつれさってくれるのなら
ほかにはねなにひとついらないの
ゆっくりとうしなっていくはりのおと
このまま、きえていくから
むしくいこころはもう
なみだをためれないの
だからつれていって。ねえ
ああのぞんでいたとうひがんぼうとすてきなしゅうはすう
なみだながし、このせかいにわかれを
わたしのさいごのこえをこくうのつきよにぽつり
ああさよなら、わたし
ここからつれさってくれませんか
なにひとつないせかいにおわかれを
ぎんいろのつきがぼくのむねをさく
しゅんかんにさめていくゆめ
ただいま。きぼうのないひび
ただむじゃきにきらめいたつきあかり
このせかいにみれんなんてないのに
あしたがおわらないの
まわりつづけるレコードのように