つきあかりにてらされ
ゆきのようにひかるしろいはな
はかなさをかもしだす
そのはなはひせつふじ
そこびえのふゆぞらに
しんしんとふりそそぐこなゆき
このはなのきせつには
わたし、おもいつのらせる
とおくはるかなゆめを
あなたといっしょにおいかけたい
そうおもったあのときが
とてもなつかしくおもう
こおりのようにつめたい
けれど、りんとうつくしく
ゆきのせかいにさきほこる
ひせつふじ
ふぶきのなか、ふたりで
もくもくとあるいたあのひ
ときがとまってほしい
そうねがったの、わたし
わたしのはかないこいごころ
あのはなのようにちっていった
はじまりあれば、おわりがある
わかっていたけれど
じだいをめぐりめぐってまた
あなたにあいたい