まちのなか、ひとりたったことばもなく
みおぼえのある
すこしいがんだけしきがちらついた
きみとかげかさねたらおなじかたち
ほらごらん
きみはいつもぼくのあしのうらがわにたって
いついつもみつめていた
ゆらめくジッポライター
おなじめにおなじゆめうつしていたのだ
ドッペルゲンガー
ぼくはきみのかげぼうしよるのかおさ
ほらごらん
きみはいつもぼくのあしのうらがわにたって
いついつもおびえていた
みえないあめがふる
おなじてにおなじてをかさねてはならぬ
ドッペルゲンガー
きみのこえさがしたらひら、うかぶつき
ほらみえたきみのえがお
いがんでたのしそうに
てをのばしかさねよう
すりかえるべきときに
いついつもこがれていた
かげのむこうがわへ
おなじめにおなじつきうかんでいるのだ
ドッペルゲンガー