あふれる このおもいを
ぼくはだれにつたえればいいの
あふれる そのきもちを
きみはだれとわかちあえるの
ことばにしたとたんに
なぜだかとてもやすっぽくなる
つたえたいことなんて
ひとつふたつしかないっていうのに
さびしいとかかなしいとかそんなんじゃない
つらいとかこわいとかそんなんでもな あのね
いろんなおもいがぐるぐるとひろくたばになって
ぼくはいまなぜかなみだをながしてる
むねさすこのいたみを
きみはどうしてまぎらわせてるの
こぼれるそのなみだを
ぼくはどうしてとめたらいいの
うたごえにしたとたんに
なぜだかとてもはずかしくなる
はなしたいことなんて
ほんとにたいしたことじゃないのに
すきとかきらいとかそんなんじゃない
いとしいとかせつないとかそんなんでもないあのね
わからないおもいがゆらゆらととおくそらにまって
きみはいまきっとなみだをふいている