動火線を開いて後五秒くらい
暗闇を照らす誘惑の火
古城に揺れるは君の幻
高鳴る鼓動
いつか見た夢儚く消えゆく
強い眼差しの先その目に映るは
愛を叫んだって蠢く欲望に
ああ溺れゆくままで
鳴り響け空に火花散る
さあ時よ止まれ
懺悔に咲く花火迷い込み続け
残り香に溶け集着の間
雲間に浮かぶは君の微笑み
もう抗えずに
心試すような淡い瞬き
無情に刻む今始まりの合図を
愛を叫んなって
散ざめく残像に
ああ流れゆくままで
舞い上がれ空に花輪開く
さあ時よ回れ
夜を憂う僅かな光に
彩る二人の影
愛を止めないで彷徨う感情に
そう移りゆくままで
燃え尽きろ空に枯れるまで
愛を叫んだって蠢く欲望に
ああ溺れゆくままで
鳴り響け空に火花散る
さあ時よ止まれ