それはそれはむかしからつづいた
ちいさなはこのかたすみのきおく
しらぬやみにかがやいてはきえゆく
いいわけばかりなむすうのせかい
てをつなげたら
ぬけだせるなんておもったりもした
だけどそう、すぐきづいた
ながれだすみずのなかでさえ
せんめいなむいしきで
あおいしかいにうつるかげを
ずっとさがしつづけた
それはそれはまだできたばかりの
おおきなふねにきざまれたれきし
いつまでもきまらぬたびのゆくえ
かんがえるふりしてむいにすごす
てをつないでいても
そう、ちがうでも、このまま
ながれだすみずのなかでさえ
せんめいなむいしきで
あおいしかいにうつるかげを
ずっとみまもっていた