だれもがみんな求めるストーリー
だれもが甘い甘い夢を見る
くちびるからあふれるほどに
幸せな結末の物語
だけど私はあなたの中では
あまたの場面の中の1ページ
のどもとすぎれば忘れられてしまうような
息づりのシンデレラ
冒険者のようなあなたの瞳に
亡環者のような小箱箱が一つ
震える手で開いて
手掛りを探るように私を見つめる
そのままtouch me
Hold me. kiss me. eat me
重なり合うストーリー
一つになれるなら次のページ
いられなかったとしてももう幸せよ
あなたが鍵を握るそのために
私はあなたの中に溶けてゆく
薄暗い部屋で横たわった
小さな体が赤く染まる
一口かじれば体がほてって
二口かじれば見る見る大きく
そんな単純なこと
繰り返し生きるために私生まれたの
このままtouch me
Hold me. kiss me. eat me
重なり合う温もり
一つになれるなら次のページ
夢見たりなんて申し訳なくていい
気持ちいいのが罪になるなんて
だれも教えてくれなかったじゃない
先に進めないなら繰り返して
このページが擦り切れるまで
お願いtouch me
Hold me. kiss me. eat me
重なり合うくちびる
小箱の中朽ちる宿命なら
あまたの物語に食べられたい