きみのかきのこした
ものがたりのつづき
ぺんさきからこぼれた
くろくにじんだきおく
しろいそらをそめてすんだうみをそめて
ゆめのかけらたちもやみよにとじこめた
きみのかいならしたありふれたふれあいと
ゆきのようにとけるふりつもるしろうさぎ
まよいこんだぼくへばけねこはてまねく
きみはまどのそとへとびだした
かがみのくにで
the end of the world
このせかいのこのせかいのはてで
うまれたてのつみはぼくらのうぶごえ
さめたひとみのそとまどにうつるけしき
いろのついたせかいこどもたちはささやく
わたしたちをたべてわたしたちをのんで
うえにまけたぼくはむさぼりどくされた
ものくろのしゃしんにやきつけられたきみは
かなしそうにめからながれるあおいなみだ
かわりはてたぼくにかのじょはてまねく
ぼくはまどのそとへとびこんだ
ここにはいみなどなくて
うまれたてのつみはぼくらのうぶごえ
きえてゆく