いとがふるえるおと
よざくらのむせかえるなかで
たったいっしゅんで
はじまったこいのものがたり
すべていろどられてく
あなたのおとにつつまれてから
おもいえがいてたしあわせは
いろあせてくずれさっていった
いつまでもつづりくとしんじても
こどものままでいることはできない
おとなになってゆくことが
ただこわくて
ぶきょうなやさしいささえ
みうしないそう
あなただけおもっていきていくために
なにもかもすてることはゆるされるの...?
あしたはきっとちがうゆめをみるのでしょう
あなたのいないいろあせたせかいのゆめ
かつてぜつぼうのそこに
いくたのいのちがきえていった
ひかりめぶいたいまも
のこるきずはまたいえない
きみとであってから
たくさんのことばをならべたよ
きぼうにみちたせかいを
もういちどおもいださせてくれたんだ
いつわりだらけのつくられたせかいで
きずつけあってゆくさだめだというなら
つないだてをそっとはなしをわらせるよ
むくられることのないせつなるおもい
あなただけおもっていきていくために
なにもかもすてることはゆるされない
あしたもきっとまたおなじこのばしょで
かなでているの
おわらないせかいのゆめ
ゆめさくら
どうかちらないでいて
いざよいのはかないこいものがたりは
せつなのゆめのなかきえてゆくけれど
いまだけは...いまだけは
おもっていたい
あなただけおもっていきてゆきたい
かなうことのないこいのものがたりを
いまここですべてをおわりわらせるために
ゆめみていたい
おわらないせかいのゆめ