らくがきのきょうかしょとそとばかりみてるおれ
ちょうこうそうビルのうえのそらとどかないゆめをみてる
やりばのないきもちのとびらやぶりたい
こうしゃのうらたばこをふかしてみつかれないにげばもない
しゃがんでかたまりせをむけながら
こころのひとつもわかりあえないおとなたちをにらむ
そしてなかまたちはこんやいえでのけいかくをたてる
とにかくもうがっこうやいえにはかえりたくない
じぶんのそんざいがなんなのかさえわからずふるえている
じゅうごのよる
ぬすんだバイクではしりだすゆきさきもわからぬまま
くらいよるのとばりのなかへ
だれにもしばられたくないとにげこんだこのよるに
じゆうになれたきがしたじゅうごのよる
つめたいかぜひえたからだひとこいしくて
ゆめみてるあのこのいえのよこをさよならつぶやきはしりぬける
やみのなかぽつんとひかるじどうはんばいき
ひゃくえんだまでかえるぬくもりあついかんこうひにぎりしめ
こいのけつまつをわからないけど
あのことおれはしょうらいさえずっとゆめにみてる
おとなたちはこころをすてろすてろというがおれはいやなのさ
たいくつなじゅぎょうがおれたちのすべてならば
なんてちっぽけでなんていみのないなんてむりょくな
じゅうごのよる
ぬすんだバイクではしりだすゆきさきもわからぬまま
くらいよるのとばりのなかへ
おぼえたてのたばこをふかし ほしぞらをみつめながら
じゆうをもとめつづけたじゅうごのよる
ぬすんだバイクではしりだすゆきさきもわからぬまま
くらいよるのとばりのなかへ
だれにもしばられたくないとにげこんだこのよるに
じゆうになれたきがしたじゅうごのよる