Machi No Akari Wo Musubu

Amazarashi

都会の喧騒に田舎の田園にでかい異物感にぶれっぶれのやわな自我が
何叫んだ所で鈍色の雲に跳ねっかえり無残に落ちて吹ける灯籠干に
やっぱり駄目かが口癖の唱えくやしさに涙一つ落してみろよ
今日は今日とて追風は弄びに落ちて光射すのは向こう側街臨む太陽から

行こうか戻ろうか身体を突きつける現実は常に死骸で上もなく
生活費に積体に将来の安定に全部かけたルーレットはやおら廻り出し
勝ち負けじゃないとは苦しみ切れに言うがかたなきゃなる理由も少なからず背負った
あの日の手紙に友人との約束に連れそう恋人に過去の自分自身に

一人一人消えてく街日暮れの駅迎えは来ない
勇気も吐きも野心もないそれでも生きる僕は何
街灯から街灯へ足を引きずって星座の線みたいに街の灯を結ぶ
止まるでも戻るでもなくひたすらに星座の線みたいに街の灯を結ぶ

始めは青く眩しい夢物語多くの少年が未来へといさみ
這馬したって転んだって泣いたり笑ったりそれを青春と呼んで社会へ旅立ったり
次第に脱落者は増える一人また一人逃れぬ幼生
モラトリアムの闇
残りわずか数人の馬鹿が傷を舐め合い気付けば一番馬鹿な僕が一人

一人一人消えてく街日暮れの駅迎えは来ない
勇気も吐きも野心もないそれでも生きる僕は何
街灯から街灯へ足を引きずって星座の線みたいに街の灯を結ぶ
止まるでも戻るでもなくひたすらに星座の線みたいに街の灯を結ぶ

振り返っても何もねえ綺麗なだけの思い出この回り道がいつか僕を救ってくれる日まで
過去に勝つための今の僕になるために今に勝つための明日の僕になるために
生き残ったのか取り残されたのか何にしても過ぎた人の顔は忘れない
ありがとうさよなら昨日を捨てた僕が桜散った夜の五反田を歩いてる

一人一人消えてく街日暮れの駅迎えは来ない
勇気も吐きも野心もないそれでも生きる僕は何
街灯から街灯へ足を引きずって星座の線みたいに街の灯を結ぶ
止まるでも戻るでもなくひたすらに星座の線みたいに街の灯を結ぶ

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